2027年度の「トビタテ!留学JAPAN」に応募したい人は、まず在籍校や進学先の担当窓口に、応募できるかと学内締切を聞いてください。応募は学校を通じて行います。文部科学省と日本学生支援機構は2026年10月1日、高校生等の第12期と大学生等の第19期の募集要項を公開しました。
募集人数は高校生等600人、大学生等250人です。オンラインの応募受付は2026年12月上旬からの予定で、10月1日に公開されたのは募集要項です。受付が始まるまでに、学校と相談しながら留学計画を準備しましょう。文部科学省の発表
第2ステージは2028年度まで延長
文部科学省は、2023年度から始まった第2ステージの実施期間を、当初の2027年度までから1年延長し、2028年度までとすると発表しました。
今回の募集には、対象となる在籍区分と留学開始日が定められています。応募する期の募集要項に沿って計画を立ててください。
高校生等:学校から機構への第一日程の締切は2027年1月21日
高校生等対象の第12期は、STEAM探究、スポーツ・芸術探究、マイ好奇心探究、社会課題探究の4コースです。STEAMは科学・技術・工学・芸術・数学を指します。高校のほか、高等専門学校の第3学年以下なども対象です。
学校から日本学生支援機構への申請期間は、第一日程が2026年12月上旬予定から2027年1月21日まで。第二日程は2027年4月1日から4月21日までです。
2027年4月に高校2・3年生になる人は第一日程で応募します。新高校1年生は、進学先に応募の可否を聞き、第一日程か第二日程のいずれかで応募します。日程は学校の案内に従ってください。
活動期間は14日以上1年以内です。留学先で活動を始める日は、2027年7月10日から2028年3月31日までとされています。受入先で活動しない移動日は、活動期間に含めません。
125日以上の留学は、2029年1月31日までに活動を終える必要があります。2028年3月に高校等を卒業予定の人(高等専門学校の第3学年を修了予定の人を含む)は、2028年3月31日までに帰国する必要があります。高校生等の募集要項
大学生等:学校から機構への締切は2027年2月25日17時
大学生等対象の第19期は、新たな価値を生む計画を支援するイノベーター、科学・技術などを扱うSTEAM、多様な分野を対象とするダイバーシティの3コースです。大学・大学院・短大のほか、高等専門学校の第4学年以上や専修学校の専門課程なども対象です。
学校から機構への申請期間は、2026年12月上旬予定から2027年2月25日17時まで。新大学1年生は別日程で、2027年4月1日から4月22日17時までです。
留学先での活動期間は28日以上1年以内で、3か月以上が推奨されています。活動を始める日は2027年8月1日から2028年3月31日までです。2029年1月31日までに活動を終え、2029年3月までに開催される事後研修に参加できる計画を立てます。大学生等の募集要項
高校生等・大学生等のどちらも、ここで示したのは学校から機構へ提出する期限です。学校は書類を確認するため、生徒・学生の学内締切を早めに設定することがあります。担当窓口で学内締切を聞き、その日までに提出しましょう。
支援額と支給時期をもとに、出発前の資金を用意する
月額奨学金は、留学先の国・地域により12万円または16万円です。家計基準を超える場合は月6万円となります。留学準備金は増額措置を含め、アジア地域が21万円、その他の地域が35万円です。
高校生等の授業料は、月額奨学金に含まれます。大学生等には、対象となる海外の大学等の授業料に30万円の支援があります。授業料が徴収されない場合や全額免除の場合は対象外です。専門分野の学修を目的とせず、語学の習得だけを目的とする科目のみを受講する場合も、授業料支援の対象外です。
支援は留学費用の一部を賄うものです。応募前に、渡航費、住居費、授業料、保険などの予算表を作りましょう。支援で賄う費用と自分で用意する費用を書き分け、支給される時期も記入してください。
高校生等の124日以下の留学では、奨学金は留学終了後に申請し、一括で受け取ります。留学準備金とは支給時期が異なるため、出発前に必要な資金を用意しておくことが重要です。
大学生等は、ひと月の活動日数が15日未満なら、その月の奨学金は支給されません。受取額は、月額と実際に支給対象になる月数で計算してください。
私が気になるのは、学校の案内や相談支援の差と、出発前に必要な渡航資金です。特に地方では、自治体や学校の支援の違いが、制度を知り、応募を準備する機会の差につながるのではないかと考えます。採用後の支援額に加え、出発までの費用をどう用意するかも、支援を考えるうえで重要だと感じます。
学校への相談、留学計画、費用の見積もりから始める
- 在籍校または進学先の担当窓口に、応募の可否と学内締切を聞く
- 現地で何を調べ、誰と学び、帰国後にどう生かすかを短く書く
- 活動期間と受入先を整理し、費用の見積もりと要項を照合する
この制度では、本人が立てた留学計画を審査します。有料プログラムを契約する前に、学校の担当者と支援要件・選考日程を確かめ、計画を具体化してください。
募集説明会や申請の最新情報は、トビタテ公式サイトに掲載されます。応募希望者や保護者が機構へ問い合わせるときは、在籍校の担当者を通じて行ってください。
国内の学費支援も合わせて調べる場合は、高校・大学の学費支援一覧をご覧ください。
情報確認時点:2026年10月1日。募集人数、支援要件、日程は各期の最新要項と学校の案内を優先してください。


